仕事に追われ続け、週末返上で釣りにも行けず。
まぁ、風が強く釣りができる状態では無さそうなのが救い。
おまけに釣人も注意が必要な事故が起きてしまった。
新聞等々でご存知の方も多いと思いますが、4月4日午後2時頃、せたな町大成区太田の山中で山菜採りの女性が背後からヒグマに襲われた。
となると渓流釣りが危険なのは当然ですが、海釣りも安全とは言えません。
昨年4月にもせたな町北檜山区新成で女性がヒグマに襲われ死亡した事故が起きた。
この新成と太田は、北檜山区と大成区と一見別々に見えてしまうが、隣接している。
つまり山は繋がっている。
しかもこの地域は海岸からすぐ山になっていて、ヒグマが降りてくる可能性が極めて高い。
更に新成と太田を結ぶ道路が昨年4月に開通し、当然のように開通区間で釣りを楽しむ人が増えた。
報道では山中で襲われたとなっているが、実際は入口がブロックで閉鎖され、現在は車が立ち入ることのできない林道を歩いていたらしく、ヒグマは「ヒト」を容易に確認できたはず。
私の耳に入ってきた情報では、熊鈴も携帯していたことから、このヒグマは「ヒト」であることを認識した上で襲ってきたようだ。
つまり、バッタリ出くわしてお互いパニックになり襲ってきたのではなく、「喰らう」ために背後から襲ってきた。
先日、紹介した「熊のことは、熊に訊け。」で言うところの「攻撃型」に分類される「異常グマ・危険グマ」と考えられる。
となると昨年、女性を襲ったヒグマと同一の個体である可能性が浮上する。
昨年はパニック状態で襲ったのか?「喰らう」ために襲ったのか?
これは定かではないが、仮にパニック状態で襲っていたとしても「その味」を覚えてしまえば「異常グマ・危険グマ」へと変異してしまう。
今回は、同行していた知人がナタで追い払うことに成功し、女性は重傷を負ったものの命は助かった。
しかし、ナタでの追い払いにより、このヒグマは手負いとなった。
こうなると、更に危険度が増す可能性がある。
そして、仮にこのヒグマが昨年と別の個体だったとしたら…
この狭いエリアに「異常グマ・危険グマ」が2頭。
極めて危険である。
山菜採りの皆さん、釣人の皆さん、このエリアでの行動にはくれぐれも注意して下さい。
道路脇だから、海釣りだから、大丈夫!は、このヒグマには通用しないでしょう…
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