イトウの放流!!!

RIN

2009年12月08日 12:30

ノースアングラーズ編集部オフィシャルブログ「北の国から」で「豊平川でイトウ放流」という記事が11月30日に掲載されていた。

「石狩川イトウの会」が空知川水系産の30~60㎝のイトウを約100kgを11月8日に豊平川に放流したそうだ。

イトウの放流???

ちょっと疑問に思ってしまった。

以前に聞いた話で1年ほど前にも同じことを書いたのだが、「昔、イトウの居た河川に別の河川のイトウを放流していいのか?」という問いに行政は「NO!」と回答。

同じイトウでも河川ごとに遺伝子が違うこと、今現在、イトウのいない河川への放流は外来種の放流と同じという見解だ。

これは後志利別川への放流に関しての回答らしい。

今回の場合は、石狩川水系の支流同士ってことになるのでOKということか?

何が正しいかという判断は簡単にはできないと思うが、これだけ環境問題に関心が高まっているのだから、全道あるいは全国で統一した取り決めを設けてもいいような気がする。

「過去に生息が確認されている河川に対し、別水系の河川の同魚種であれば放流を認める。」

とか

「水系が違えば、同魚種であっても放流を認めない。」

とか

まぁ、「水系が違えば、同魚種であっても放流を認めない。」となれば各地で行われているサクラマスの稚魚放流の大半は認められなくなる。

となると反発は強いだろう。

個人的には、放流が良い悪いよりも河川環境を改善して放流を必要としない河川作りに努めることが大事だと思う。

じゃないといくらイトウを放流しても繁殖できないだろう。

河川環境の悪化で姿を消したイトウが住めるかどうか?河川環境の改善のバロメーターとしては放流する価値はあるのかもしれない。


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