今年の目標!
○ロクマル(60cmオーバー)を目指す魚種…ソイ、アブラコ、ニジマス
○尺(30cmオーバー)を目指す魚種…ヤマメ
自己ベスト(2007年以降)
・海アメマス 62㎝ 2012/12/23
・サクラマス 62㎝ 3.5㎏ 2009/4/11
・ヒラメ(ショア) 62㎝ 2.06㎏ 2010/10/21
・ヒラメ(船) 51㎝ 1.4㎏ 2007/9/2
・マガレイ 34.5㎝ 2012/5/20
・クロガシラガレイ 35㎝ 2009/5/6
・マゾイ 52㎝ 2014/7/6
・キゾイ(シマソイ) 56㎝ 3.2㎏ 2012/4/15
・アブラコ(アイナメ) 45㎝ 2011/6/4
・カジカ 39㎝ 2011/12/11
・ヤリイカ 胴長30㎝ 2013/1/24
・イワナ 33㎝ 2010/8/25
・ヤマメ 24㎝ 2011/6/18

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北海道 せたな釣り紀行(タックル編)
○ロクマル(60cmオーバー)を目指す魚種…ソイ、アブラコ、ニジマス
○尺(30cmオーバー)を目指す魚種…ヤマメ
自己ベスト(2007年以降)
・海アメマス 62㎝ 2012/12/23
・サクラマス 62㎝ 3.5㎏ 2009/4/11
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北海道 せたな釣り紀行(タックル編)
2009年09月20日
遡上できないサケ
私は、年に2~3回ほど釣り目的ではなく、釣り仲間と「魚道」を見に行く。
特にサクラマスが遡上中の6月頃、サケが遡上中の9月頃に見に行くことが多い。
先日も4人でとある渓流の魚道を見に行ってきた。
やや増水ぎみでサケの遡上にはもってこいと思いきや…
魚道の登り口でオスのサケ1尾が遡上できずにもがいている。
他にも魚道の登り口を見つけれず砂防ダムの真下の深みも数尾のサケが…
更には魚道の上部も土砂やゴミ(枯れ木や枯れ草)で詰まりぎみ。
これが魚道の現状。
「魚道」に対する認識が間違っている方も少なくない。
その間違いとは、「ヤマメやイワナなど小型魚が行き来するためのもの」という認識。
魚道本来の役割は、砂防ダム等により遡上を妨げられるサケ・マス類の「迂回路」である。
つまり、産卵を控えた大型魚が遡上するためのもの。
ということは、これが機能していないということは、サケ・マスの繁殖を妨げることに直結する。
魚道が機能しない問題点はいくつかあるが、私が思うに砂防ダムに土砂が満載になっていることと、魚道そのものの構造。
建設当時は砂利の堆積もなく深かった砂防ダム。当然、上流から流れてくる土砂はダムに堆積し、魚道に堆積する可能性は低い。
しかし、年月が経ちダムに土砂が満載になると魚道にも流れ込んできて堆積する。
そして、魚道に堆積した土砂の大半が自然に下流に流れるケースは極めて少ない。
それは何故か?
まず、上流から土砂が大量に流れてくるのは、雪解けや大雨の増水時。
つまり、増水時に魚道に流れ込んだ土砂は、通常の流れに戻ればそこからほとんど動かなくなる。
見たことがある人ならわかると思うが、魚道はコンクリートの箱を階段状に並べているような構造。
結局、砂防ダムに堆積できなくなった土砂が魚道の箱に堆積してしまい、水量が落ちると下流へ流れ出ることができなくなってしまう。
ほとんどの魚道で同じような状況がみられる。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えは単純。
壊せばいい。(当然、機能を果たしているもの、そこに住む人々にとって有益なものは除くが)
って言うのは極端かも知れないが、最近では川からの養分が海まで届かず磯焼けの一因にもなっているのでは?という見解もあり漁業者からも砂防ダムの必要性について疑問の声が上がりつつある。
そのような状況を管理者は知らないわけじゃないが、一度造ったものをそう簡単には壊せないというお堅い考えだ。
せめて、モデル河川を決めて一番下流の砂防ダムを壊してその影響を調査するくらいはやってほしいものだ。
そんなことを思っている中、2年前に「NPO法人 北海道魚道研究会」なるものが設立された。
名前を聞く限りだと良いイメージを抱くかもしれないが、個人的には…。
というのも設立趣旨の中で
「私達は、社会・生活環境の整備と自然環境の調和を念頭に置き、これまで携わってきた河川を中心とした構造物の設計や施工の経験を踏まえ、河川環境の保全と回復のための活動を通じ、「環境の世紀」の社会のあり方を考えていこうと思っております。
私達は、この活動のベースを「魚道」に置き、魚道から提起される種々の課題「河川生物の生態」、「周辺環境」、「構造物の設計・改良」、「維持管理」などを通して活動目的である「河川環境の保全と回復」を図ることとしております。」
とうたっている。
この団体の法人会員は、建設、測量、設計といった会社がずらり。
私が思うに目的は「河川環境の保全と回復」ではなく「構造物(ダム、魚道)の設計・改良」ではないか?
つまり、時代の流れ(自然保護)に便乗しつつ新たな建設工事が発生するような方向にもっていこうとしているように見受けられる。(解体工事ならいいけど)
あくまでも私の個人的な憶測に過ぎないのだが、「これまで携わってきた河川を中心とした構造物の設計や施工の経験」が今の有り様。そんな彼らから名案など…
ただ、魚道清掃など河川環境を考えた活動も行っているので、全てを否定するわけではない。
できればこのような活動を通して「本当に今すべきことは何か」を知ってもらえればいいなぁ。
道や国を動かすには、個人ではなく団体の力が必要になる。その中心になるような団体へと成長してもらいたいものだ。
話がかなり脱線してしまったが、遡上できずにいたサケなんだが、メスもいたので仲間と協力し、オスメス1尾ずつ捕まえて砂防ダムの上へ放しました。
新たな命が誕生することを祈って!
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特にサクラマスが遡上中の6月頃、サケが遡上中の9月頃に見に行くことが多い。
先日も4人でとある渓流の魚道を見に行ってきた。
やや増水ぎみでサケの遡上にはもってこいと思いきや…
魚道の登り口でオスのサケ1尾が遡上できずにもがいている。
他にも魚道の登り口を見つけれず砂防ダムの真下の深みも数尾のサケが…
更には魚道の上部も土砂やゴミ(枯れ木や枯れ草)で詰まりぎみ。
これが魚道の現状。
「魚道」に対する認識が間違っている方も少なくない。
その間違いとは、「ヤマメやイワナなど小型魚が行き来するためのもの」という認識。
魚道本来の役割は、砂防ダム等により遡上を妨げられるサケ・マス類の「迂回路」である。
つまり、産卵を控えた大型魚が遡上するためのもの。
ということは、これが機能していないということは、サケ・マスの繁殖を妨げることに直結する。
魚道が機能しない問題点はいくつかあるが、私が思うに砂防ダムに土砂が満載になっていることと、魚道そのものの構造。
建設当時は砂利の堆積もなく深かった砂防ダム。当然、上流から流れてくる土砂はダムに堆積し、魚道に堆積する可能性は低い。
しかし、年月が経ちダムに土砂が満載になると魚道にも流れ込んできて堆積する。
そして、魚道に堆積した土砂の大半が自然に下流に流れるケースは極めて少ない。
それは何故か?
まず、上流から土砂が大量に流れてくるのは、雪解けや大雨の増水時。
つまり、増水時に魚道に流れ込んだ土砂は、通常の流れに戻ればそこからほとんど動かなくなる。
見たことがある人ならわかると思うが、魚道はコンクリートの箱を階段状に並べているような構造。
結局、砂防ダムに堆積できなくなった土砂が魚道の箱に堆積してしまい、水量が落ちると下流へ流れ出ることができなくなってしまう。
ほとんどの魚道で同じような状況がみられる。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えは単純。
壊せばいい。(当然、機能を果たしているもの、そこに住む人々にとって有益なものは除くが)
って言うのは極端かも知れないが、最近では川からの養分が海まで届かず磯焼けの一因にもなっているのでは?という見解もあり漁業者からも砂防ダムの必要性について疑問の声が上がりつつある。
そのような状況を管理者は知らないわけじゃないが、一度造ったものをそう簡単には壊せないというお堅い考えだ。
せめて、モデル河川を決めて一番下流の砂防ダムを壊してその影響を調査するくらいはやってほしいものだ。
そんなことを思っている中、2年前に「NPO法人 北海道魚道研究会」なるものが設立された。
名前を聞く限りだと良いイメージを抱くかもしれないが、個人的には…。
というのも設立趣旨の中で
「私達は、社会・生活環境の整備と自然環境の調和を念頭に置き、これまで携わってきた河川を中心とした構造物の設計や施工の経験を踏まえ、河川環境の保全と回復のための活動を通じ、「環境の世紀」の社会のあり方を考えていこうと思っております。
私達は、この活動のベースを「魚道」に置き、魚道から提起される種々の課題「河川生物の生態」、「周辺環境」、「構造物の設計・改良」、「維持管理」などを通して活動目的である「河川環境の保全と回復」を図ることとしております。」
とうたっている。
この団体の法人会員は、建設、測量、設計といった会社がずらり。
私が思うに目的は「河川環境の保全と回復」ではなく「構造物(ダム、魚道)の設計・改良」ではないか?
つまり、時代の流れ(自然保護)に便乗しつつ新たな建設工事が発生するような方向にもっていこうとしているように見受けられる。(解体工事ならいいけど)
あくまでも私の個人的な憶測に過ぎないのだが、「これまで携わってきた河川を中心とした構造物の設計や施工の経験」が今の有り様。そんな彼らから名案など…
ただ、魚道清掃など河川環境を考えた活動も行っているので、全てを否定するわけではない。
できればこのような活動を通して「本当に今すべきことは何か」を知ってもらえればいいなぁ。
道や国を動かすには、個人ではなく団体の力が必要になる。その中心になるような団体へと成長してもらいたいものだ。
話がかなり脱線してしまったが、遡上できずにいたサケなんだが、メスもいたので仲間と協力し、オスメス1尾ずつ捕まえて砂防ダムの上へ放しました。
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Posted by RIN at 12:30│Comments(0)
│サケ
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